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第3群発表演題について質疑応答
(座長 小児科部長 神薗 慎太郎)

Q<演題13 当科における乱視矯正眼内レンズの使用成績2 〜新しく考案した軸合わせ法を用いて〜>
昨年、アメリカのデーターと比較して充分な結果ではなかったとのことでしたが、今回はその点はどうでしょうか。

アメリカのデーターとの差は小さくなっているか思います。ただアメリカのデーターがあまりにもよいので、それは手術をうける患者さんが若くて視力がでやすいとか、患者さんの違いがあるように思います。
Q<演題13 当科における乱視矯正眼内レンズの使用成績2 〜新しく考案した軸合わせ法を用いて〜>
確認ですが、使用する器材はアメリカのものと一緒なのでしょうか。

はい、おなじです。ただアメリカでは使用できる種類が多いので、強い乱視のひともレンズをあわせることが出来るようになっています。
ただ、アメリカのデータは良すぎる、信じがたいほど、というのが実情です。それは母集団がどんなものか文献には書かれていないので単純に比較するわけにはいかないかな、という点があります。それからこのレンズは日本では一昨年の8月から発売になったレンズでまだ、全国的にも報告が少ないのです。ようやくほかの施設の報告がではじめたところなのですが、それとくらべてわたしの施設のデーターは遜色ないもので、全国レベルにきているかなと思っています。
Q<演題14 翼状片の再発による角膜乱視の変化>
軸乱視と倒乱視があって翼状片が鼻から出てくるものと他から出てくるものとでは、違いがあるのでしょうか。

倒乱視であろうと軸乱視であろうと鼻からでたものがほとんどで、1例だけ鼻からだけでなく両側からでた例がありました。いっぽう上下方向から翼状片が出ている例はみたことがありません。また倒乱視でも軸乱視でもどちらがより翼状片がおこりやすいということはないようです。
Q<演題14 翼状片の再発による角膜乱視の変化>
さきほどのはなしでは再発しても再手術をしないほうが乱視は矯正される、と受け取りましたが、その理解でよいでしょうか。そしてそれでも再手術の対象となる例があるとすればそれは、どういう例なのか教えてください。

再発した翼状片がおおきくなってくると手術の対象になります。小さいものでも、翼状片のせいで目があかくなる、ごろごろする、涙がでるという例については、再手術の対象となります。また美容的にみて、白目が黒目にかぶさっているというようすはわかることです。そこで気になる方はちいさな翼状片であろうとも手術をする場合があります。
Q
内科の外来にこられる患者さんにたいして、どんなときに眼科にかかりませんか、とお勧めしたらよいでしょうか。

先生方がみられて、出ているな、とおもったらとにかく、送っていただいてかまいません。なかにはご本人が気がついていない場合もあるのです。わたしがみたら、どうしていままで放置していたのであろうかと思えるひとも少なくありません。さて発表のなかでもありましたが、翼状片が瞳孔をこえるとまず、それで視力がおちます。その状態で手術をしてきれいにとれたとしても角膜に瘢痕がのこるとか変形がのこる、そのため術後もゆがんでみえるとかはっきりみえないとか、なんらかの影響がのこってしまうことになります。そこでなんとか瞳孔にかかるまえには取らないといけません。また肉眼でははっきりみえないような薄い翼状片もあります。そこで先生方がみられてあれ、これはなんか出ているな、でよいですので眼科にかかるように言ってください。実際患者さんが、内科の先生にいわれたのでと言って、こられます。それをみせてもらって、これはまだよいですとか、これはもうとったほうが良いでしょうとか、判断します。そのときは患者さんの年齢とか翼状片のおおきさ、厚み、そして乱視のつよさなど総合的にみて、判断しています。とりあえず、みせてください。
Q<演題15 術後セルフケアの統一化に向けて 〜乳房切除術後のチェックリストの見直し〜>
男性の看護師さんが乳がん患者さんの看護についての発表でしたが、女性特有の病気についてとりあつかうわけで男性看護師さんであるがゆえに不利な点があるとおもいました。その点、泉田さんが気をつけている点があれば、おしえてください。

ぼく自身には抵抗はないのですが、患者さんのほうにはやはり、羞恥心がみられるという場合には女性のスタッフに代わってもらい、相談にのってもらおうとおもっています。
Q<演題15 術後セルフケアの統一化に向けて 〜乳房切除術後のチェックリストの見直し〜>
交代したほうが良いかについて、それは自己判断することなのかそれとも、上司の師長さんや主任看護師さんがされるのか、どうやっておられるのか、おしえてください

ミーティングのときなどに、師長さんたちと相談しています。
意見
男性看護師を採用した当初、ある病棟から投書がございました。排泄のケアをしてもらうとき、どうしても女性のわたしは嫌だと。
そのときにおこたえしたのは、看護師は女性である男性であるということにこだわりなく、プロとして仕事をしています、もしそれがどうしても嫌ということならば女性に交代しますからいつでも申し出てください、と。
それと夜勤の場合どうしてもスタッフが少なくなりますので、男性がおせわするということになるかもしれません、とお返事をだしたことがあります。
してこれからはどうしても男性がふえていくことになると思います。そこでこのあたりは患者さんの対応やスタッフ側の対応について、臨機応変に対処していきたいとおもっております。